読書にて自分を磨き活かしてく

会社員40代からの、人生を充実させる「自分磨き」

良い仕事をするための「仕事の姿勢」は時代で変わらない

良い仕事をするための「仕事の姿勢」は、今も昔も変わらず、恐らく将来も変わらないのだな、と感じた話です。

 
私は仕事で「ものづくり」に携わっています。技術者として、他とは違う飛び抜けた製品を作りたい思いがあります。過去に優れた製品を作り上げた人々から、学んでいきたいと思います。
 
世界の中でも飛び抜けた性能を持っていた戦闘機として、零戦(ゼロ戦)は有名です。その主任設計者である堀越二郎氏の著書を読みました。
戦争の道具は「良い製品」とは言えませんが、技術的な側面のみに注目しました。
 
零戦 その誕生と栄光の記録』
 
飛び抜けた製品を設計できたポイントは
  1. 組織の風土が良かった
  2. 仕事に趣味の要素があった
  3. 人の踏み込んでいない領域に踏み込んだ
です。
 

組織の風土が良かった

  • 上司に恵まれていた

堀越氏の上司は、若手に任せてくれる人でした。堀越氏は若い頃に挑戦を試みますが、失敗します。しかし、そこから多くのことを学び、大きく成長します。さらに、上司や会社は、失敗した堀越氏に再びチャンスを与えます。
 
  • 自発的なチーム

零戦を設計した会社には、担当者が自発的に発案、構想する風土がありました。

意見交換が活発で、皆、議論に熱中していたそうです。世界の航空界の情勢、日本のおかれた立場なども話し合ったそうで、広い視野を持っていました。

そして、お互い協力的でした。多くの人の協力や、支えがあったそうです。

 

仕事に趣味の要素があった

  • 堀越氏は飛行機好きの少年だった。

堀越氏は、趣味を仕事にしたようなものです。
通勤や家でも飛行機のことを考え続けました。会社では目先の仕事に追われてしまうため、大切な時間となったそうです。
確かに、会社ではやるべきことが目の前にあり、大きな視点で自分の仕事を考えるのは、難しいかもしれません。
 

人の踏み込んでいない領域に踏み込んだ

  • 設計規格を鵜呑みにしなかった

堀越氏は、当たり前に考えられることだけ考えていては、出来上がるものは皆、どんぐりの背比べになる、と言っています。どうしたら一歩抜くことができるか、常に考えていました。

世界標準の設計規格を鵜呑みにせず、その根拠を考えます。そして、過剰な余裕を持たせていることに気づき、合理的な設計を行います。

また、それまで常識とされていた考えを打ち破る、新たな発想を取り入れます。

 

  • 批判も出たが、モノを作って証明してみせた。

人の踏み込まない領域に踏み込むと、周りから批判も受けます。しかし、モノを作って間違っていないことを証明してみせます。会社に入ってからも勉強を怠らず、時代より先の知識を磨いていたそうで、それができる実力を持っていたのだと思います。
 
  • 事故も起こしたが、そこから学び、技術を進歩させた。

世界的にも技術上の未経験の領域に踏み込んだため、試験飛行中に事故を起こします。他の方の協力もあり、原因を突き止め、対策を施します。それによって技術を進歩させ、 二度と同じ事故を発生させていません。
 
 
以上、ポイントをまとめてみると、良く聞くような話でもあります。しかし、それを実現できていたのが凄いと思います。至るところに「すごいな」と感じるところがありました。
 
また、今回まとめたポイントは、落合陽一氏の著書「超AI時代の生存戦略」に書かれていたことと、通じるものがあります。良い仕事をするための姿勢は、時代とは関係なく、普遍的なものなのだと感じました。

◇学びを、どう活かすか?

組織の風土を変えたり、好きなことを仕事にするというのは、自分の力だけでは、どうしようもない部分があります。しかし、上記のポイントに近付くべく、自分にできることを、一歩一歩、着実に実行することだと思います。
まずは、
「良い仕事をするために、何をすればいいか?」
を忘れずに、繰り返し自分に問い、その答えを探すことから始めてみます。