穏やか じゅんや

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日本のモノづくりはDXでどう変わっていくのか?②

AIやIoTの発展で、モノづくりはどう変わっていくのか?
キーワードは「デジタルトランスフォーメーション(DX)」。
デジタル技術を活用した変革への取り組みです。
最近の状況をまとめました。

こんにちは。穏やかな暮らしを育んでいる「じゅんや」です。

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DXによって新ビジネスの開発、生産性の向上、既存ビジネスのコスト削減、が期待されています。

前回記事の続きとなります。

jun8tana.hatenablog.com

 

モノづくりに関するDXのポイントは4つ。

  1. IoT
  2. VR
  3. CPS
  4. 量子コンピューティング

それぞれ説明していきます。

DX4つの最前線

IoT (Internet of Things)

IoTとは、モノ(機器)がネットワークを通じてサーバーやクラウドに接続され、相互に情報交換をする仕組みのこと。
これまで埋もれていたデータを活用することで、これまでに無い価値を生み出せるそうです。
最近はセンサーの高性能化、低価格化が進み、IoT導入のハードルが下がっています。

モノづくり分野では、IoTによる工場の「見える化」が取り組まれています。
工場の各工程から様々なデータを収集することで、工場の状況が「見える」ようになります。

それによって、何がいいのか?
ホンダとマツダの講演でも、工場の見える化の事例紹介がありました。

例えば、不具合が発生した場合。
収集したデータを分析することで、何が起きたのか把握でき、原因を特定して対処できます。

また、不具合の予兆を把握することにも使えるようです。
例えば、音の変化で設備のトラブルの予兆を把握するとか。

ただし、IoTを導入すれば簡単に分析できる訳では無いようです。
データだけ集めても、自動的に分析してくれる訳ではありません。
まだ分析する「人」が必要です。
人が着目するポイントを決め、データを分析し、複雑な因果関係を紐解き、原因を見つける。

だから、いざ導入しようと思っても、そう簡単にできないと思います。
どんなデータが必要なのか?
そのデータをどうやって測定するのか?
一つひとつ地道に取り組んでいく必要があり、時間もコストも掛かるのではないでしょうか?

こういう取り組みは、日本メーカより中国メーカの方が得意かもしれませんね。
中国メーカは一旦決めたら、もの凄いスピードとパワーで取り組むイメージがあります。

富士通エバンジェリスト中山五輪男さんも、これから「製造業は中国に学べ」になるのでは、と話していました。

VR (Virtual Reality 仮想現実)

VRゴーグルなどをつけることで、仮想空間に入った感覚になるもの。
ゲームとかアトラクションで使われています。

モノづくりでは、例えばバーチャルでミーティングすることが考えられています。
そこに現物があるように確認できるのは便利だと思います。

最近は工場が海外にある場合も多いので、気軽に現場へ行けません。
テレビ会議とか電話会議とかありますが、現物が目の前にないと、伝えるのが大変です。
僕も海外工場に出張に行った時、苦労しました。
見てもらえば一発でわかることなのに、日本側に上手く伝わりません。
うまく伝わらないと、的外れな指示が飛んできたり、分かってもらうためのデータ集めとか資料作成に時間を費やしてしまいます。

VRは2025年にはテレビを超える市場規模になると予測されているそうです。
楽しみですね。

CPS (Cyber Physical System)

サイバーフィジカルシステムで、現実(フィジカル)の工場を仮想空間(サイバー)に再現します。
センサーとIoTによってデータ収集して、物理的なモノと同期を取ります。

すでに導入した事例が紹介されていました。

工場の生産工程を改善したい場合。
仮想空間上で事前に工程シミュレーションができます。
それで問題ないことを確認した後に、現実の工場を変えるのです。
また、事前にトラブルを予測することもできるそう。
10分先に、どんなトラブル起きそうか予測できるとのこと。事前に対策を打てます。

ただ、現実を完璧に再現するのは難しいのかな、と思います。
影響のある部分だけ再現することになるのでは?
すると、どこを再現すれば良いのか、見極める力が必要ですね。

やっぱりこれも導入すれば簡単に使える訳ではないし、すべてのトラブルが予測できる訳でもないと思います。
便利にはなりますが、過度な期待をしない方が良いのかもしれません。

量子コンピューティング

量子コンピューター」って、今回の講演を聴くまで知らなかったです。
まだ研究段階ですが、非常にパフォーマンスの高いコンピュータだそうです。
スーパーコンピューター「京」で8億年かかる計算を、なんと1秒で計算できるとのこと。
圧倒的な能力ですね。

ただし、限定された用途にしか使えないそうです。
それは、「組合せ最適化」。
例えばカーナビのルート検索みたいな用途です。
モノづくりなら、設計の最適化、生産工程の最適化など。
実現すれば、あっという間に最適な組合せを見つけてくれるのでしょう。

量子については分かっていないことが多いそうです。
僕もちょっと量子について調べてみたら、現在の物理の常識が通用しないみたいです。
まだまだ不思議な現象があるんですね。

量子コンピュータが普及するのは相当先かもしれませんが、
日々のスケジュールも、人があれこれ調整しなくて済むなら便利そうです。

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以上、モノづくりに関するDXの取り組み状況でした。
これらの講演を聴いて思ったのは、DXに取り組むにはどうしたら良いのか?です。

中山五輪男さんの言っていた言葉が、とても印象的でした。

AI導入に失敗しているメーカの特徴があります。
それは、社長が「AIをどう活用するか考えろ!」と言ってるメーカ。

これを聞いて、とても考えさせられました。
トップダウンで言ってくれれば導入しやすいと思いましたが、違うようです。

このパターンでは、AI活用が目的になってしまうそう。
そうではなく、どういう会社にしたいのか?何を目指すのか?
ビジョンを明確にすることが大切だそうです。
そのための手段として、AIやIoTを活用する。

AIやToTを活用するために、何が大切なのか?
それについて考えてみましたので、次回紹介します。

次回記事はこちら↓

jun8tana.hatenablog.com