穏やか じゅんや

穏やかな暮らしを育むブログ。家族を大切にし、読書、手帳を使って自分を磨き、人生を楽しむ!

「自分の頭で考える」ができない理由

社会に出ると「自分の頭で考える」ことを要求されます。
そんなことを言われても、
「どうしたらいいのかわからない」
「教えてもらってないことは出来ないよ」
という人も多いのでは?

どうしたら「自分の頭で考える」ことができるのか。
参考になる本を紹介します。

こんにちは。穏やかな暮らしを育んでいる「じゅんや」です。

今回紹介する本は
「思考の整理学」(外山 滋比古)

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 

 「自分の頭で考える」が出来ないのには、理由があります。
その理由が興味深かったので、今回はその部分を紹介します。

グライダー人間

本書では、「自分の頭で考える」が出来ない人をグライダーに例えています。

グライダーは、飛んでいる姿は飛行機とそっくり。
しかし、グライダーは自力では飛び上がれません。

グライダー人間とは、そんな引っぱられるままの受動的な人のこと。
自力でものごとを考えることができない人です。
教えてもらった知識だけで、答えを探そうとします。

一方、飛行機みたいな人は、自分でものごとを考える人です。

社会では、正解のない問題が多いもの。
そこでは、自分の考えを打ち出す必要があります。
つまり、社会に出ると「自分の頭で考える」ことを要求される。
しかしグライダー人間にとって、それは難しいことのようです。

グライダー人間になってしまう理由

グライダー人間をつくりだしたのは、実は今の学校教育なのです。

学校では皆、先生と教科書にひっぱられて勉強しています。
そこでは、飛行機みたいに好き勝手に飛び上がる人間は迷惑がられる存在。
規律違反だといって、罰せられてしまいます。
引っぱられるままに、どこまでもついていく従順さが良しとされている。
そんな環境である現在の学校教育が、グライダー人間を作り出していたのです。

昔は、すぐに教えないものだったそう。
特に道場や塾では師匠がすぐには教えてくれなかったもの。
だから弟子は何とか学ぼうとしていた。
「教えない」というのは、ここに狙いがあったのです。
自ら学ぼうという能動的な姿勢にさせていた。

現在の学校は、ただ口さえ開けていれば、欲しいものを口へ運んでもらえます。
教える側が積極的すぎるのです。
生徒が好奇心を働かせる前に教えてしまう。
教育熱心になるほど、学習者を受け身にしていたのです。

知りたくなって、自分から学ぼうとする姿勢を育てるのが、本当の教育。
そういう意味では、現在の教育は失敗です。

グライダー人間ではダメなのか?

グライダー人間ではダメ、という訳ではありません。

基本知識の習得には、グライダーのように受動的に知識を得る方が良い。
また、いきなり飛行機のように飛びあがると事故をおこし危険です。
自分なりにものごとを考えるには、基本が必要。
基本が出来ていないと失敗します。

グライダー人間ではなく、いきなり飛行機人間を目指せ、ということではありません。

また、世の中では言われたことをやる、決まったことをやる、というのも必要なこと。
誰もが勝手に飛んでいては、混乱して社会が成り立ちません。
グライダー能力は、ベースとして必要なものです。

一方で、社会に出ると、教えてもらった知識だけでは不十分な場面もあります。
それに対処する時には「自分の頭で考える」ことが必要。

つまり、「自分の頭で考える」とは、グライダー能力にプラスして求められる能力なのです。

学生時代には、教えられた知識を覚え、それをうまく引き出せる人が優秀とされました。
頭の中で考えたことは、都合よくまとまってくれます。
学校教育には、いつも正解があった。
だから、すべてのことに正解があると錯覚しがち。

しかし、現実社会には正解のない問題が多いもの。
そして、頭の中だけで考えた通りには、うまくいかないことも多い。
そういう時、何とかできる人間が頼りにされます。
自分なりの考えを打ち出すことが求められるのです。

これからは、人工知能が発達してきます。
人工知能が解決できないことを解決できる人は、社会的に有用な存在となります。
もし、自分の存在価値を高めたいのなら、グライダー人間を脱する必要があります。

では、どうすれば「自分の頭で考える」力を磨けるのか。
次回、その部分を紹介します。

 

次回記事はこちら↓

jun8tana.hatenablog.com