穏やか じゅんや

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テレワークによる変化④(今後の社会)

テレワークに関して参考になりそうな情報を日経新聞から集め、まとめています。
今回は、テレワークが浸透した後、どんな社会になっていくのか?です。
(会社員を想定しています)

こんにちは。穏やかな暮らしを育んでいる「じゅんや」です。

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前回までは、

  • テレワークのメリット
  • テレワークの短期的な対策
  • テレワークの中長期的な対策

を書いてきました。

jun8tana.hatenablog.com

 

jun8tana.hatenablog.com

 

jun8tana.hatenablog.com

 

仕事の評価基準が変化

成果重視の評価へ変化

テレワークでは曖昧な総合評価から、職務責任を果たせたかという評価基準に変わります。

これまでは、出勤していれば会社のメンバーとしてみなされていました。
しかし、テレワークではプロセスや努力を評価しづらくなります。
そのため、より成果に見合ったものへと転換せざるを得なくなる。
「誰が何をどれくらい手掛けたのか」という評価基準に変わります。

長時間、会社にいることで頑張っていることをアピールすることは出来ない。
長時間働くことが「良し」とされる雰囲気が変わるのは、歓迎したいことです。

心配なのは、評価制度が確立していない職場。
非効率なアピール合戦が生じる可能性があります。
例えば、たいして意味のない資料を大量に作成するとか。
また、自分だけが成果を出せばいいという人も出るかもしれません。
協力的では無くなる心配もあります。

ムードメーカーのような、本人は成果を出していないが、他の人が成果を出すことに貢献している人だっているはずです。
いろんな人と気軽に会話して、無意識のうちに情報伝達を担っていた人もいるかもしれない。
そういう人が評価されなくなると、会社の力が衰える心配もあります。

会社の評価制度がどうなるか。
これが、その会社の将来を決めることになるかもしれません。
短期的に成果が出にくい業務に対して、どう評価するのかという点もポイントです。

現場の社員が評価する仕組み

周りに貢献している人が評価されない心配への対応として、上司からの評価だけでなく、現場の評価も受けられる仕組みが出ています。

例えば、褒め合いに報酬をつける仕組み。
やる気の維持、コミュニケーション不足の改善を狙ったものです。

ユニポスの「ピアボーナス」というサービスでは、
社内SNSで同僚にお礼や感謝を伝えるメッセージを送る際に、ポイントを添付します。
1回あたり報酬100円~200円。月に最大1万円程度の収入になるそう。
ちなみに原資は会社の負担です。

ガルフネットでは、規律を守るとポイントがつくシステムもあります。
無遅刻、無欠勤とか、テレビ会議に遅れなければポイントを与えるもの。
人に迷惑をかけている行動を抑制できるといいですね。

日々の働きぶりを現場の社員で認め合うことができる。
そんな仕組みが導入されれば、自然と周囲に貢献する働き方になっていくのでしょう。

そういうことをキチンと評価できる仕組みを整えた会社は伸びる。
それが出来ない会社は淘汰されていく。
生き残った会社は、周囲に貢献する働き方の出来る人を求める。
厳しめな言葉を使うと、そういう人でなければ雇ってもらえない。
雇ってもらえても、給料は安いと予想されます。
今のうちから、そんな働き方が出来るよう努力したいですね。

従業員管理の変化

厳格な時間管理は無くなる

従業員の評価制度が変われば、時間管理も変わっていく可能性があります。

労働法上、会社には労働者が働いた時間を把握・管理する責務があります。
しかし働き方が多様化し、働く場所が会社の中とは限りません。
労働時間の管理が難しくなってきました。

制服や作業着に着替える時間は業務時間にあたるのか、休憩時間でもないのに喫煙するのはおかしい、などという話は現在でも出ています。
本来、業務と業務以外の線引きは難しいもの。

自宅にいれば仕事を中断することだって、しばしばあります。
ちょっとした家事を隙間時間に片づけたり、宅急便がきて荷物の受け取りをしたり。
家族の介護をしている人は、仕事から介護、そしてまた仕事へ、といった繰り返しの断続労働になります。

業務から離れた時刻と戻った時刻をその都度、記録するのか?
スマホやパソコン操作で記録できるシステムもあるでしょうが、煩わしさが無くなるわけではないでしょう。

企画や創造性を求められる仕事では、時間の記録を気にかけながらでは集中できず、生産性が落ちることも考えられます。

時間管理の徹底には、限界がある。

そもそも、労働時間の管理は工場で働くときの仕組み。
労働時間や賃金の制度を定める労働基準法は、1947年に施行されたものです。
働く時間と生産量が比例する工場労働を前提としています。
工場労働なら製造現場に集合した従業員を直接、指揮命令下に置けるため、労働時間の把握が容易でした。

産業構造の変化で、働いた時間と成果が比例しなくなっている。
時間管理の意味は薄れてきたと言えます。

そういう点からも、従業員の評価は「働いた時間ではなく、成果で評価」に変わっていくのは必然だと思います。
よって、厳格な時間管理は無くなっていくと予想されます。

働きすぎを防ぐ仕組み

労働時間の把握には、働きすぎを防ぐという重要な狙いもあります。
社員の健康管理のために労働時間を管理しているのです。

「働いた時間ではなく、成果で評価」への移行した場合、社員の健康管理をどうするのか。

これについては、ウェアラブル端末で健康状態をチェックするという方法が出てきています。

例えば、腕時計型のウェアラブル端末で血圧や心拍数などを計測。
それと健康管理アプリが連携して、健康状態をチェックしてくれる。

社員のストレスをスマホアプリで計測する方法もあります。
DUMSCO(ダムスコ)が2019年6月に始めた「ANBAI」というサービス。
スマホのカメラを活用して、指先の光の微妙な変化から心拍を測定。
自分でも気づかない使れがわかり、体調管理のきっかけになるそうです。
ストレスが溜まっていると判断された社員は、管理者に自動で通知する機能もあります。

リスク計測テクノロジーズのアプリはマイクで声を拾い、声の波長から緊張度合いを解析してくれます。

今後はストレス解消が関連市場として生まれる可能性もあるようです。

こういう技術が進歩・普及していけば、時間で何とかする働き方は通用しなくなっていく。
より一層、仕事の生産性を上げることが求められることになりそうです。

仕事の場所を選ばない

別荘地でテレワーク

新型コロナ対応でテレワークが推奨され始めた頃、首都圏から那須、軽井沢、伊豆などの別荘地に疎開する人が増えたそうです。

栃木県・那須地域で550棟の別荘を管理する藤和那須リゾートでは、遊園地やレストランも運営しています。
ケータリングサービスを開始していたそう。

感染防止の観点から、現在では非常識な行動とされています。
ただ、新型コロナが収束すれば、そういう働き方もできるということです。

別荘を購入しなくても利用できるそうで、それは嬉しいところ。
別荘地に長期滞在して、平日はテレワークで仕事。
休日は自然に囲まれて、ゆっくり過ごす。
一度、そんな生活を味わってみたいものです。
子供も遠隔授業を選べるなら、家族で長期滞在も可能かもしれません。
年末年始やお盆、ゴールデンウィークなど、混雑時は移動するだけで疲れてしまいますからね。

労働時間の管理が無くなれば、仕事さえ片づければ、平日でもフラッと自然の中を散策できるかもしれません。

企業の地方分散

都市部への人口の集中が、ウィルスの影響を大きくしたと言われています。
その反省から、テレワークを使った居住の地方分散が政府にて推進される可能性もあります。
東日本大震災から得た教訓の一つとして、サプライチェーンの分散化もありました。

オフィスを地方に分散、拠点化し、それら相互と本部とを通信回線で結ぶ。
地方なら、自宅で広いスペースを確保できそうです。
優れたアイデアを得るためとか、子供をのびのびと育てるための良好な環境を整えることもできるかもしれない。
一方、都市部の生活が好きな人は、都市部に残ればいい。
通勤が無くなれば、働く場所の選択肢が広がりそうですね。

ライバルが増える

ここまで、快適な社会になりそうなことを書いてきました。
最後に、厳しい社会になりそうなことにも触れておきます。

テレワークが浸透すると、どんな変化が起きるのか。

場所を選ばない働き方ができるということは、それだけライバルが増えるということです。
労働力が日本全国、更には国境を越えて、どこからでもやって来る。
日本は人手不足で売り手市場だと、高をくくってはいられません。

一方で、テレワークが浸透すると、上司や先輩から指導を受ける機会は減ってしまいます。
日頃から自分の欠点を指摘してくれる人が減るということです。
欠点を認識できないと、自分の能力は向上しません。
デキる上司、先輩、同僚の行動を観察できない、というのも自分に足りないことを認識しにくくなる要因。

現在よりも成果を出すスキルが求められるのに、スキルを磨く機会は減ってしまう。
自分のスキルを磨く習慣を持っていないと、厳しい状況になることが予想されます。
今のうちから、自分自身のスキルを磨く習慣を身につけておきたいですね。

スキルさえあれば、活躍のチャンスは日本全国、更には世界に広がる、ということでもあります。

 

以上、テレワークによる社会の変化についてでした。
これらは、新聞記事の情報から得ただけのものであり、必ずしもこの通りになるとは限りません。
社会がどう変わろうが、何とかなるさ、という考えもあります。

でも、これからどう社会が変化していくのかを自分で考えることは、自分のモチベーションを高めてくれます。
それに備えた行動が、自分や周囲にとってプラスのものであれば、それは良いことだと思うのです。
社会の変化を悲観的に受け止めず、プラスの行動に変える。
そんな機会にしたいと思っています。